はと座にまつわる神話はありません。旧約聖書の中の「ノアの箱船」の話に出てくる鳩を表したものだといわれています。
神はあるとき、人間が悪いことばかりしているのに怒り、地上に大洪水を起こしてすべての生き物を葬り去ろうとします。ただし、心正しいノアの一族だけは助けることにしました。神はノアに命じて、大きな箱船を作らせ、すべての生き物を雌雄2匹づつ乗り込ませます。やがて嵐が40日間も起こり、さらにその後の61日間に及ぶ洪水が大地を覆い尽くした。ノアたちを除いてすべての生き物は死に絶えてしまいました。ある日、ノアは様子を見るために鳥を放してみます。最初はカラスを放しますが、カラスは地上を見つけることができませんでした。次にノアは鳩を放しました。やがて鳩はオリーブをくわえて戻ってきました。それでノアは洪水がおさまったことを知ったのでした。7日後、ノアは動物たちをすべて地上に解き放ちました。ノアは神の祝福を受け、地上には再び生命が蘇ったといいます。この時のオリーブの枝をくわえた鳩から、鳩座が生まれたといわれています。