英雄ヘラクレスの12の冒険の2番目は、レルネの沼沢に住む9つの頭をもつ巨大な水ヘビのヒュドラーで1つ頭を切り落とせば2つの頭が新たに増える恐ろしい生き物でヒュドラーを退治することでした。アルゴスの地の支配をめぐり女神ヘラと海神ポセイドンが争いをした結果、アルゴスの地の泉の水は枯れてしまいました。そこでアルゴス王ダナオスは、娘のアミュモーネに姉妹と伴に泉を探すことを命じましたが野蛮な山野の精サテュロスに襲われたりして泉を探すことができませんでした。それを見た海神ポセイドンは術を使いレルネ(アミュモーネ)の泉を湧き出したのです。レルネ(アミュモーネ)の泉を飲み水としておりましたが、女神ヘラが送り込んだのか、いつしか現れた水ヘビのヒュドラーのためにレルネ(アミュモーネ)の泉は毒水になってしまい困ってしまいました。ヘラクレスは甥のイオラオスを伴って、この蛇を退治に出かけました。ヘラクレスとイオラオスは火矢を用いてこの蛇を住処から追い出し、押さえつけましたが苦戦を強いられました。途中、女神ヘラが一匹の化け蟹を遣わしてヘラクレスの邪魔をしましたが、化け蟹を踏み潰し、ヘラクレスの切ったヒドラの首の切り口を、イオラオスが焼き、不治の首は巨大な石の下敷きにしました。こうして、ようやくヒュドラーを退治することができたのです。
                                               キリシャ神話より