ある時,神々はユーフラテス川のほとりに集まって宴会を開き、楽しいひとときを過ごしていました。その時、宴会の騒ぎを聞きつけて怪物テュフォンが現れました。テュフォンとは、地の神ガイアと天空の神ウラヌスの子孫であるタイタン族のひとりで、首が百もあり、目と口からは火を吐き、黒い舌を持った口は牛や犬、ライオンの吠え声を出し、神々の口まねもうまく、手足の先は蛇という姿の恐ろしい力を持った怪物です。愛と美の女神アフロディテーとその息子エロス親子は、ユーフラテス川へと飛び込みました。テュフォンから素早く逃げ切るためにはそれぞれ魚の姿に変えるしか方法がありません。そこでお互いにはぐれてしまうことがないように、紐でつないだのです。この魚の姿が天に昇って、うお座になったと言われています。また、5000年前のバビロニア時代にさかのぼると、上半身が燕・下半身が魚という飛び魚みたいな魚と、人魚が結ばれていたものが魚座の原形と言われています。
                                               キリシャ神話より