神話には登場しない歴史の新しい星座です。17世紀のポーランドの天文学者、ヨハンネス・ヘヴェリウスによって作られたものです。わし座と射手座の間に、スモール・スター・クラウド(小さな星の雲)と呼ばれる天の川が一段と明るく見える部分があります、ここがたて座です。たて座は、星の並びから作られたのではなく、天の川の最も美しい部分を切り取って作られた星座です。この星座は由来は「ソビエスキーの楯座」と呼ばれた。「ソビエスキー」とは、17世紀のポーランド王ヤン三世ソビエスキー(1627〜1696)の事であり、この勇猛果敢なポーランド王は、1683年、現在のオーストリア・ウィーンを包囲したトルコ軍を撃退し、ウィーンおよびヨーロッパ全土を窮地から救ったのである。これを記念してポーランド人の天文学者ヨハネス・ヘヴェリウス(1611〜1687)が、わし座の一部を分離し、設定したのが「ソビエスキーの楯座」、現在の楯座であり、王が使用していた十字架のついた楯が描かれている。