彗星はいつどこから現れるかわからない誠に不思議な天体です。数年前から大彗星になると騒がれたリニア彗星やニート彗星のようなものもあれば、このブラッドフィールド彗星のように突然現れて1ヶ月も経たないうちにすばらしい尾を見せる彗星もあるのです。特に太陽に極端に近づく彗星は接近時の太陽の光熱にあぶられて彗星物質が大量に放出され長大な尾を見せることが多いものです。この彗星は0.17AU(1AU=1天文単位=太陽地球間距離)まで太陽に近づき彗星本体の消滅も心配されましたが、幸い生き残って明け方の空にすばらしい尾を見せてくれました。同時期同じ東天に見えていたリニア彗星は期待ほどには明るくならず尾も貧弱で彗星の予報の難しさを示していました。
撮影データ
2004年 4月29日 03h46m〜4h49m 露出3分
マミヤRB67 セコールC65mmF4.5 絞り4.5
タカハシJP赤道儀 恒星時自動運転
コダックE200 ラボ標準現像
撮影地 竜頭山