明け方に昇った東天のヘールボップ彗星です。画面右側の白鳥座から左側のケフェウス座にかけて濃淡入り乱れた天の川が流れています。ヘールボップ彗星の上にある赤い星雲が北アメリカ星雲でその少し上の明るい星が白鳥座の1等星デネブです。この写真では青いイオンテイルは15°白いダストテイルは6°ほどの長さに写っています。これから近日点に近づいていくに従い彗星の尾も次第に長くなっていきます。
 1997年3月9日、私たち星仲間は最良の条件で大彗星を見ようと水窪町の家老平に集い夜明け前の東天を注視しました。夏の天の川が山の端から次第に離れる頃V字型の明るい尾を持ったヘールボップ彗星が見えてくるとそのすばらしさに感嘆の声が漏れました。山奥だけあってさすがに光害が少なく天の川とヘールボップのすばらしい饗宴を楽しむことができました。

撮影データ   
撮影日時  1997年3月9日 03時42分〜04時03分     露出  21分
絞り   4.5(開放)     カメラ  マミヤRB67   セコールC 65mmF4.5
フジスーパーGエース400   JP赤道儀 PD−4+自作大気差補正自動メトカーフ
ラボ 標準現像   スキャナー:ピクトロスタットD400
画像処理 :フォトショップ4.0J  撮影地 水窪町家老平  
  
1997年3月9日
=1.00AU  Δ=1.39AU