形が北アメリカ大陸に似ているのでこの名があります。夏の天の川の中、白鳥座の尾の部分にある散光星雲です。空の暗い所では肉眼でもかすかに形がわかりますが、そのディテールは長時間露光した写真によって明瞭に写し出されます。この星雲は我々の銀河系の中、比較的近いところ(2000光年)にあり、星間水素ガスの濃い部分が近くの恒星の光によって刺激されて赤い光を発しています。北アメリカ星雲のすぐ右隣の星雲はペリカン星雲と呼ばれています。右側の明るい星は白鳥座の1等星デネブです。
夏の天の川の中でも比較的楽に撮影できるのがこの星雲です。大きくて明るいので短時間の露出でも良く写ってくれます。最近は写真もパソコン上でデジタル処理し暗室に入らずとも簡単にプリントできるようになりました。
撮影データ
撮影日時 1998年10月24日 20時49分〜21時04分
露出 15分
絞り 2.8(開放)カメラ ニコンFE 吸引
光学系 トキナーATX300mmF2.8SD
フィルム コダック E−200
タカハシJP赤道儀 恒星時自動運転
ラボ +2増感(ISO800相当)
スキャナー:ポラロイド POLASCAN35Ultra
画像処理 フォトショップ4.0J
撮影地 水窪町