私の天体撮影技術の紹介
極軸望遠鏡に北極星を正確に導入する。焦点距離が長いほど、また、露出時間が長いほど正確に導入する必要がある。以下にその一例を示す。ただし極軸望遠鏡の偏心が無く天の北極がこの中心に有ることが前提である。なお、赤道儀によって北極星の導入方式は異なる。極軸望遠鏡の水平を出すのには水準器が一般的であるが中央の水平パターン上に北極星を導入して赤道儀を左右に振りパターン上で移動すればOKである。
@ 2003/12/27 18:02:43
A 2003/12/27 19:02:33
B 2003/12/27 20:02:23
@
A
B
C
北東の地平線高度45度ほどの星をガイドアイピースに上図Cの様に導入して10分ほど電動追尾させてみる。赤緯方向の北にずれる様なら極軸を下に向ける。赤緯方向の南にずれる様なら極軸を上に向ける。微調整を繰り返すと星は赤経方向にしか移動しなくなる。その時点で極軸望遠鏡を覗くと天の北極が何処に有るのかが経験上理解出来る様になる。赤経方向のずれの量がわずかであれば大気差との差と考えて良いが大きくずれる場合は北極星の導入が正確に行われていないと考えてよい。
ガイド・システム
前後でがっちりと固定して主鏡とのたわみずれを無くしている。ガイド星はイメージシフトで探すがあまり隅だと光度が不足する。系外銀河の撮影時にはガイド星が見当たらない時かあるので下のクランプをゆるめて前を軸に左右に少し移動してガイド星を探す。ガイドアイピース暗視野用の電源はボタン電池ではすぐに消耗してしまうので乾電池にして点けっぱなしでも1年は使用可能である。
ナイフエッジ法
ナイフには旋盤の刃を利用して精度を高めている。ナイフでピント位置を探すのは簡単であるがカメラホルダー内を改造してある為ナイフのピント位置とフイルム面のピント位置は異なる。事前にその差を実測撮影で確認してあるのでその差の分だけ微調整が必要になる。
フイルム吸引、
フイルム乾燥
フイルム吸引は12Vバッテリー動作用を使用している。フイルム乾燥は1.5V乾電池動作でゆっくりとしたスピードでカメラホルダー内に送り込む。左下に循環式庫内空気乾燥装置があるがあまり効果が無いのが現実である。長時間の露出においてはフイルムの安定した吸引とカメラホルダー内の湿度を一定にすることが大変重要である。