1970年に現れた大彗星です。近日点を通過した3月から4月にかけて明け方の空に見事な姿を見せました。薄明の中にきらきらと金色に輝いて印象的でした。このような大彗星は平均すれば10年に一度現れます。ベネット彗星前にはイケヤ・セキ彗星、後にはウエスト彗星が現れています。最近の百武第2、ヘール・ボップの肉眼大彗星の2年連続の出現は大変珍しく、幸運でもありました。 懐かしい昔の写真ですが私が見た初めての大彗星で思い出深い星でもあります。低くたなびく黒い雲は実は二俣線遠江二俣駅の機関区のSL(蒸気機関車)の煙がたなびいたものです。カラー写真が普及し始めた頃ですから意外とカラーのべネットは珍しいかもしれません。
撮影データ
撮影日時 1970年3月27日 5時00分〜 露出 10秒 絞り
1.8
アサヒペンタックスS2 スーパータクマー55mmF1.8 フジカラーR100
三脚固定 ラボ標準現像 撮影地 天竜市阿蔵
添詩 迦寓夜さん
〜ほうき星〜
翔けていく あのほうき星の背に乗って
今宵かぎりの 逢瀬としても
迷いとは 螺旋階段 如きもの
果てにあるもの 知るために昇る
君がいる それだけがただ うれしくて
数え切れない 涙をこえて
今日の日は 確認のために あるのだと
なんの確認? 存在の証
窓開けて 仰ぎ見る宙 常闇の
目を閉じればほら 想いの月在り