池谷薫さんが発見した6個目の彗星。池谷さんは第2池谷・関彗星を21才で発見して以来実に35年ぶりの発見となった。2002年2月1日に夕空に見いだされてからしばらく西空の低空を北上したが4月に入ってからは明け方の北東天に高度を上げて見られるようになった。3月19日に近日点を0.5AUで通過した後、4月29日に地心距離0.4AUまで近づいた。最大光度は3等まで明るくなった。この写真の時は約4等。尾は8度以上あった。4月には珍しく透明度の高い夜で肉眼でも数度の尾が見られた。ヘールボップ彗星以来のこの肉眼彗星は双眼鏡で見ると実に美しい姿を見せた。周期は340年位と計算されヘベリウスよって観測されたC/1661R1彗星の再来とされる。回帰の確認された彗星としてはもっとも長周期の彗星である。
撮影データ
2002年 4月13日 02h11m〜2h25m 露出14分
トキナーATX300mmF2.8SD 光映舎アストロカメラ67 トリミング
タカハシJP赤道儀 2軸自動メトカーフ
コダックE200 ラボ4倍増感現像
撮影地 家老平