M17 白鳥星雲


100SDUF屈折望遠鏡 L(R)=10分×2+5分×2 R=5分×2 G=5分×2 B=10分×2

いて座にあるM17です。白鳥星雲、馬蹄型星雲、オメガ星雲などいくつものニックネームがありますが、やっぱり小望遠鏡で見る分には、白鳥星雲がしっくりきます。望遠鏡で眺めた姿はまさに、湖面に浮かぶ白鳥で、その様子はやや光害のあるところでも見られます。町中ではむしろM8よりも立派に見え、夏を代表する散光星雲のひとつです。
距離は5200光年です。



M17 H-alpha


タムロン300mmF2.8望遠レンズ(⇒F4) Hα=3分×10枚

Hαフィルターを用いることでやはり星雲のコントラストが強調されます。
白鳥星雲の左側の淡い星雲がはっきりと写し出されているのを上の画像と見比べてみてください。
また、光学系や撮影条件が異なるとはいえ、背景の微光星がずいぶんと写らないことにも注目してください。
これは半値幅が3nmと非常に狭い範囲しか透過しないフィルターを使用しているためです。
鑑賞画像としてはやはり星が少ないのも寂しいものを感じてしまいます。
しかし、この性質は、NABGのCCDカメラではブルーミングしにくくなることを意味し、星雲のS/Nを非常に向上させることができることを意味しています。
また、星雲の描写自体は向上していますから、使いどころを考える必要がある、というところでしょうか。

多くの市販品では半値幅が10nm程度なので、もっと星も写ってきますしさほど深刻になる必要もないでしょう。
ただし、星雲のごく淡い部分の描写などでは3nmものに比べ劣るはずです。
画像全体の自然さが欲しいのか、それとも、誰も写していないようなごくごく淡い構造を捉えたいのか・・
Hαフィルターも選択する時代になってきたと感じます。