M20 三裂星雲

MT160反射望遠鏡withレデューサー L(IRC)=10分×4 R=5分×3 G=5分×3 B=5分×4

燃えるような赤いガス、それを引き裂く暗黒帯、美しい青い星雲、天体写真ではおなじみの三裂星雲です。
双眼鏡ではM8干潟星雲と同視野に見え、11×80双眼鏡では美しい眺めとなります。
また、かなり明るい星雲で都市部であっても、光害カットフィルタと併用ですが6cm屈折望遠鏡でもその存在を確認することができました。
三裂星雲のいわれとなる星雲を分かつ暗黒帯は、小口径でも見えるそうです。まだ私は見たことがありませんが、今年は20cmで見てみようと思います。
また、この星雲の色彩ですが15cm以上の口径の望遠鏡で三裂星雲の淡いピンク色と青色が見えると書籍に記されているのですが、見たことのある人いますか?

さて、写真でも美しい対象です。カラーではピンク色の反射星雲と青い反射星雲が美しく、またM8と同写野に写せることから夏の定番となっています。
暗黒帯のさけめは200mmから写るそうですが、やはりここは500mm前後の短焦点屈折で狙いたいところです。
この画像では、MT160にレデューサーを入れて768mmで狙いました。
暗い空の下での撮影でしたが、全体的にガスっていて、天の川も全く見えないすっきりしない空の中での撮影。
それでもなんとか写るところが冷却CCDカメラの凄いところでしょうか・・
とはいえ、淡い青い星雲の写りはさすがに今一歩悪く、残念なところです。

星雲までの距離は3300光年です。


M20 H-alpha

R200SS反射望遠鏡 ST7E H-alpha=5分×5

HαによるM20画像です。
私のST7EはNABGタイプであるため、三裂星雲のように明るい輝星が星雲の中にある場合、強烈なブルーミングが生じて台無しにしてしまいます。
ところが、Hαフィルターを用いると、星雲の明かりだけを通し、星の光は極限まで抑制するため、ご覧のようにブルーミングすることなく、無事、撮影することができます。
しかも、Hα独特の描写の美しさは素晴らしいものがあり、NABGタイプCCDカメラにとって、まさに一石二鳥です。