Hα Image OIII Image
RGB=Hα,OIII,B RGB=Hα,G,OIII

M27 Narrow Band Image
R200SS ST7E OIII=10分×10枚 Hα=10分×8枚 

狭帯域フィルターで撮影した亜鈴状星雲です。
惑星状星雲を狭帯域フィルターで撮影すると、構造が全く異なって写ることに驚きます。
とりわけHαでは通常の画像に比べ、非常に微細構造が抽出され、とても焦点距離800mmで写したとは思えないような解像感を与えてくれます。
この微細構造は天文台画像に使われているフィルタから判断すればHαではなく、NU(655nm,658nm)によるものと思われます。
また、通常では写らない、亜鈴状が破裂してはじけたような外ハロも写っています。
この外ハロもOVではまた形状が異なるのも面白いところです。
Hα線による外ハロの様子は左に示しておきます。
この外ハロまでS/N良く写すには相当な露光時間を要することでしょう。
また、内部構造と共に描写するのはなかなか骨が折れそうです。

さて、2種類の輝線があれば、あとは通常の三色分解用のGまたはB画像があればカラー画像にすることができます。
この場合、OVを青色とするか緑色とするかで、色彩が変わってきます。
このみの発色の方を選んで合成すると良いでしょう。個人的にはOVは緑色に配色する方が好きです。

なお、本来は青緑色であるOVを完全な緑、もしくは、青色として表現するわけですから、この画像は決してTrueColorではありません。
しかし、元々、天体の色は見えないものがほとんどですから、ある程度の見識を持って(例えば、波長順に配色する、天文台画像と同じ配色にする等)天体の表現のひとつとしてこのような色彩表現をしてみるのも良いのではないでしょうか。

あくまでもリアルカラーにこだわり、人間の目と同じ色調を求めたとしても、天体写真の場合はかえって面白味に欠ける結果に終わることが多いと思います。