QV8000SX赤外カットフィルターの外し方


QV-8000SXに限らず、たいていのデジカメは色再現性を重視しているためか、Hα星雲が写りにくくなっています。 もともと、Hα線は肉眼ではほとんど見えないため、これは当然の結果かもしれません。
しかし、天体写真、とりわけ散光星雲や惑星状星雲の撮影ではHα光が写らないと、青白い味気ない写真になってしまいます。 ぜひともHα線は写って欲しいわけです。
ところで、デジカメに使われているCCDはHαに感度がないかというと、そんなことはなく、ちゃんと近赤外線まで感度はあるはずです。 それではなぜHαが写らないのかというと、内蔵されている赤外カットフィルターがHα光をカットしてしまっているからです。
逆にいえば、赤外カットフィルターさえ外してしまえば、Hα星雲も写るようになるはずです。
幸いなことに、QV-8000SXの赤外カットフィルターは簡単に外すことができました。もちろん、元に戻すこともできます。 必要な工具は精密ドライバーだけでOKです。

それでは以下に赤外カットフィルターの外し方を説明しましょう。


まず、カメラのレンズユニット側の見えるネジをすべて外します。
ネジは小さいものですからなくさないように気をつけて下さい。

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ネジをすべて外したら、今度はレンズユニットのケースを外します。後部側のグレーのケースを慎重に外して下さい。
銀色ケースとは軽いツメで止まっていますので、決して、思いっきり引っ張って無理矢理外そうとしないで下さい。 下手をするとレンズユニットと液晶ユニットを繋ぐフレキシブルサーキットが外れてしまいます(経験者は語る・・・・)。
元のコネクタに差し込めば無事使えるようになりますが、えらい苦労します。
また、ケースを外すと高圧注意とのシールが貼ってあるのが見えます。 ハッタリだと思ったのですが、シールをはがしていたら、ビビッと感電してしまいました。
ただ、フレキシブルサーキットが外れない限りはこんなところはいじる必要はないので、シールははがさない方が良いでしょう。
irqv06.jpg ケースを外したら、背面に見えている3つのビスを外します。
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ネジを外すと、CCDがお目見えです。CCDの前面に薄い水色のガラスがはまっていますが、これが赤外カットフィルターです。 これを外して今の手順と逆に組み立てれば、終了です。 赤外カットフィルターは傷が付かないように保管しましょう。また元の位置にはめれば、普通に使えるようになります。
なお、赤外カットフィルターを外すと、カメラ単体ではピントがでなくなります。コリメート撮影でしか使えません。
また、W/Bが崩れますから、撮影時のW/Bは星野写真では『電灯』を、月・惑星では『蛍光灯』が具合がいいようです。

さて、では赤外カットを外す前と後での違いを見てみましょう。 光学系・撮影日、拡大率等違いますから、あくまでも参考です。色彩の差をみてください。
写りも良くなり、独特な色彩から一気に冷却CCDライクな画像に変身します。
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赤外カット除去前(W/B通常)赤外カット除去後(W/B電灯)
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