CV-16ME 冷却CCDカメラ

CV-16ME 1.6M Pixel Cooled CCD Camera
                                    2004.06〜 2004.10 ,2008.6〜

CV-16Lをベースとし、コダックの最新型CCD、KAF1603MEを搭載しました。KAF1603MEはKAF1600の後継CCDであり、マイクロレンズを搭載し、ピーク量子効率は80%を越えます。
最後の切り札・・です。
また、CVシリーズの弱点として排熱の悪さが挙げられます。
2段ペルチェ素子を採用している割に、思ったほど、冷却できず、使用しているうちに筐体が暖まってしまい、冷却温度を維持できなくなることすらままあります。
そこで、今回、使わない水冷ユニット部(効果は高いのですが、遠征での水冷動作はちょっとやっかいなので・・)は取り外し、その部分には、あまっていたPentium用のヒートシンクを熱伝導テープを使って貼り付けました。
効果はてきめんで、これまで、筐体温度が30℃を越えると設定温度が維持ができなくなることがままありましたが、今回は、40℃を越えても設定温度を維持してくれていました。(・・辛うじてという感じは否めませんが)。
また、CVのカメラヘッド筐体にDCファンを2カ所取り付けたところ、効果覿面で、今まであったように、撮像中に温度が上昇してしまうこともなくなりました。
ちょっとしたことでもチューンナップで効果が上がるのが判るのは楽しいですね。
しかし、今回は、温度センサ(白金薄膜抵抗素子)が外れたり、いろいろと冷や汗ものでした。

どうもイマイチ安定性に欠けている様に感じ、また使い勝手の面からも、STシリーズへのKAF1603ME搭載を考えた為、CV−16MEは短命に終わりました。

(2008.8)
ST7Customから外したCCDをCVに挿したところ、どうやら正常動作?
せっかくの超高感度CCDですので、CV-16MEとして使用することにしました。
いざ撮影という段階で曇られてしまった為、まだ作例は撮れていませんが、いずれお見せできるとは思います。
CVシリーズの欠点はソフトウエアで、使い勝手、とりわけフォーカスが問題となりますが、なんとか作品が得られる様に努めたいと思います。
CV-16MEによるM27です。
梅雨の中休みで晴れてくれた時に撮影したものです。
ただ、透明度が悪く、(しかもシーイングも良くなかった・・・)また、これまでよりも街に近いところでの撮像で、3等星くらいしか見えない状況下の撮像となりましたが、
思ったよりも良く写ってくれたものです。
さすがは、MEチップ、というところでしょうか。
ただ、この感度の高さに関しては、すでにST7MEで体験済み、面積の広さに関してもCV-16で経験済みとあって、
あまり感動がなかったです・・・。

VISACでの撮像ですが、ケンコークローズアップAC No2を2つ使い、約1060mmとなっているようです。
星像は右下が周方向に歪みちょっと残念。
この画像はほぼノートリミング、約2/3に縮小しています。
CV-16ME Mk2のファーストライト画像です。
CVシリーズの欠点としては、やはり温度安定度の精度の悪さが挙げられます。ダーク画像がイマイチマッチせずに、ダーク減算後も、
多数のホットピクセル、クールピクセルが目立ちます。
それとバイアスが高めに設定されているせいでしょうか。ダーク減算して初めて星雲像が浮かび上がってくる様です。
SXV-H9とはまるで違います。一見するとダークノイズが大きくダメダメに思えてしまうのですが、実際には、超高感度CCD素子。
ダーク減算後の画像はきちんと星雲が良く写っています。

このことはダーク画像のみかけだけでカメラの評価が出来ないことを意味しています。